社会保障 改革の論点(2)膨らむ給付費、140兆円時代 費用抑え長寿、滋賀を範に - 日本経済新聞

「社会保障が長期にわたって経済の伸び以上に拡大を続けることは事実上不可能」。2001年、当時の小泉純一郎首相が初めて策定した経済財政運営と改革の方針(骨太の方針)の一文だ。20年以上たってもこの軛(くびき)は変わらない。にもかかわらず、社会保障費の給付を抑える議論に踏み込まず、財源探しで迷走を続けている…